突然消えたIC-R6のプリセットメモリー
アイコムのIC-R6のエアーバンドスペシャルで航空無線を受信されている方は、非常に多くいらっしゃると思いますが、プリセットメモリーが突然消えてしまった経験のある方はいらっしゃいませんか?
私のIC-R6ですが、ある日成田空港周辺の飛行機撮影スポットでいつもどおりC-31チャネル(118.200MHz:RWY16R/RWY34L・・・A滑走路のタワー管制)とプライオリティスキャンを使い、無線受信していました。
しばらく無線を聞きながら飛行機の写真を撮影していましたが、何かおかしい。。タワー管制官とパイロットの交信が聞こえてこないのです。そう、「RWY34L Lineup and Wait」や「RWY34L Cleard for Takeoff」のコールが全く入ってこなくなっていたのです。勿論液晶モニターを見ると、レシーバーはメモリーチャンネルをスキャンしながら5秒に1回C-31チャンネルを受信しにいっています。
もしかしたら、私が何かオペチョンでメモリーを消してしまったのかもしれませんが、ネットで調べても結局のところ原因は全くわかりません。プリセットメモリーを無効にするような知識無いし。。(ノ◇≦。)
タワー管制官とパイロットの交信が聞こえてこないものはどうにもならない。。
諦めてプリセットメモリーチャンネルを使わず、自分で聞きたい周波数を空いているメモリーチャンネルに登録して、登録したチャンネルとプライオリティスキャンで無線受信することにしました。
復活へ、自分でIC-R6のメモリーを再登録する手順
以下、自分で聞きたい周波数を空いているメモリーチャンネルに登録する手順を写真付きでご紹介致しますので、ご参考までにご覧ください。合計6ステップです。
【ステップ1】
「V/M」を押しVFOモードにします。液晶の右端(チャンネル表示部)に何も表示が無い状態がVFOモードです。
【ステップ2】
「DIAL」を回し周波数を成田空港の飛行場管制(タワー/RWY16R及びRWY34L[A滑走路])の使用周波数である118.200MHzに合わせます。
【ステップ3】
「V/M」をピッ、ピーと音が鳴るまで長押しします。(ステップ①で押したのと同じボタン)セレクトメモリーライト状態になります。
セレクトメモリーライト状態になると液晶の右端(赤い四角でかこった箇所)のチャンネル表示の上に「MR」の表示が点滅します。
『注意!』
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ピッ、ピーと鳴ったらすぐに指をはなしてください。すぐに指をはなさないとピッ、ピッと音が鳴りセレクトメモリーライト状態が解除されてしまいますので、ご注意ください。
VFOモードからセレクトメモリーライト状態に変わった時に液晶に表示される周波数は、セレクトメモリーライト状態にする直前に設定していたVFOモードでの周波数とは異なる表示になります。上の写真では同じ周波数が表示されていますが、直近でメモリーモードで使用していたメモリーチャンネルが表示され、そのチャンネルの周波数が表示されるようになっているようです。
【ステップ4】
「DIAL」を右のメモリー表示(青色で囲んだ箇所)が大きくなる方へ回してください。ひたすら回していくと、メモリ登録が無いチャンネルに行きつきます。周波数がオレンジ色で囲んだ箇所に表示されないチャンネルです。私のIC-R6エアーバンドスペシャルの場合は、初期状態でチャンネル「1000」以降が空いていました。
ちなみに、上の写真のようにチャンネル「146」からスタートすると、かなりダイアルを回すことになります。
【ステップ5】
今回は、メモリーチャンネル「1006」へ周波数118.200MHzを登録します。メモリー表示が「1006」になったところで「DIAL」を止め、「V/M」をピー、ピッ、ピッと音が鳴るまで長押しします。液晶表示はVFOモードに戻ります。
【ステップ6】
これでメモリーチャンネル「1006」へ周波数118.200MHzの登録ができました。
「V/M」を押しメモリーモードにして、メモリーチャンネル「1006」に周波数118.200MHzが表示されていることを確認してください。
以上で終了です。
プライオリティスキャンの設定方法はこちらをご参照下さい。
最後までお読み頂き有難うございます。それでは、また!!
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