成田でエアバンドを使いこなす
成田で飛行機の写真を撮る。アプリ「Flightrader24」を駆使して、飛行機の動向を把握しながら写真を撮ったりしますよね。僕もそうです。でも、成田や羽田のような複数の滑走路がある空港だと、エアバンド受信機が必須です。伊丹や新千歳みたいな2本の滑走路がすぐ隣合わせだとそんなに苦労は無いのですが、成田や羽田はそれぞれの滑走路間の距離があり、「この滑走路に着陸する飛行機の写真を撮る場合はこのポイント」、「この滑走路から離陸する飛行機の写真を撮る場合はこのポイント」みたいになりますよね。原則、この場合はこっちはありますが、例外があるのが飛行機の航空管制。エアバンド受信で、飛行機の動向を把握すれば、お目当ての飛行機を逃すコトも減るかもしれません。この記事がその一助になれば幸いです。
成田のアプローチ管制のパターン
先ずは、基本的な成田のアプローチ管制です。
成田空港にアプローチしてくる飛行機は、成田アプローチ→東京レーダー→成田タワーの順番で管制担当が受け渡されていきます。
周波数で言うと、成田アプローチ(124.4MHz)→東京レーダー(120.2MHz)→成田タワー(A滑走路/RWY34L or RWY16R=118.2MHz、B滑走路/RWY34R or RWY16L=118.35MHz)となります。
※東京レーダーは羽田の管制です。
次に成田の基本以外のアプローチ管制です。
成田の到着便ラッシュになる午後2-4時あたりは、基本パターンだけではきついので、成田空港よりも南から来る飛行機は上記パターン。北から来る飛行機は、下記の周波数を使用しています。
成田アプローチ(127.7MHz)→東京レーダー(120.2MHz or 121.275MHz or 128.2MHz)→成田タワー(A滑走路/RWY34L or RWY16R=118.2MHz、B滑走路/RWY34R or RWY16L=118.35MHz)となります。
東京レーダーは成田の到着便ラッシュアワーでは、成田空港より南から来る飛行機に対しても120.2MHzだけではなく121.275MHz or 128.2MHzを使っていることが多々あります。タワーについては、ご承知のとおりA or B滑走路のどちらに飛行機を降ろすかで使用する周波数が変わります。
ご参考までに。